通常のトークセラピーの違いについて
通常の心理セラピーだと、先生と話して話して話して、聞いてもらい共感を得てゆっくりいやされるという過程を踏みます。
意識的原因がわかったとしても、何も変わらないけど、
EFTを使えば、少なくとも、強い感情をやわらげることができるのが違いといえると思います。
今ある一般的な問題や感情にチューニングして、昔の記憶を思い出そうとしても、基本的に、10何歳までの記憶が無い時、そういう時は最近の記憶からスタートします。
昔の記憶じゃないといけないということではなくて、とにかくテクニックを練習してもらうことが自分でブロックや感情、痛み、不調などにワークするスタートになります。
私の場合、子供の頃、瓶がきれいなカクテルの甘いお酒を、お友達とお酒飲んじゃって、その後、両親にものすごく怒られた経験があります。そこからEFTのワークをはじめてみました。
小さい時のトラウマや記憶は潜在意識の奥深くにしまい込んでいることが多いので、
自分1人でやるのは大変なことで、プラクティショナーが助けてくれると、やりやすくなります。
自分自身でやっているとチューニングするのに難しいです。
私の場合、実際カールにやってもらいました。
私の中にその時の記憶と感情が私の身体とリンクして私のエネルギーフィールドに残っていたので身体をタッピングすることによってその感情と記憶を身体の中に呼び戻します。
そして、父と母にお前は馬鹿だと言われたこととても傷ついたことがいまだにトラウマになっていて馬鹿にされると無性に怒りがわき、そして悲しくなるということが起こっていました。
ワークした結果、その時のトラウマだとわかり、その時の感情エネルギーをゼロにしていくと落ち着きました。
馬鹿にされると非常につらくなる、怒りが沸くという原因がわかってからは、そういうことがあると自分でEFTやマトリックスインプリンティングをして、それらの感情を書き換えていくことができました。
こういうワークをするときはセラピストはクライアントさんのことをずっと観察して見ていないといけないんです。
記憶を思い出して、それに関する説明をするのが慣れている人も話したくない人ものいらっしゃいます。
タッピングをしながらやるのはまた別の話で、すごくたくさんの情報とか、感情とか出てくるので、自分でやると混乱する場合もあります。深いトラウマを抱えている場合一人でやるのは厳しいです。
ある男性が、セミナーで感情が高まってしまった人がいた。
彼が前に出てきて、プラクティショナーが彼に、何の記憶にワークをしていたのですか?と聞きました。
10数年前、義理のお母さんが7歳のお嬢さんの面倒をみてくれて、奥さんと一緒に、ディナーに出かけていきました。
家に戻ってきて、お嬢さんに、お休みを言いに部屋に入ったら、そうしたらお嬢さんがもう亡くなっていたんです。
彼はその話をしているときにとても落ち着いて話していたんですが、
この10数年間の間に、催眠療法とか、たくさんのワークをしてきたらしいんですね。
じゃあ一番最初の記憶に戻ってみましょうといって、タッピングをはじめまて、そのお嬢さんの寝室に入っていきました。お嬢さんが亡くなっているのがわかったので、なんとか生き返らせようとした。
彼は、それを話し始めたら泣き出したんです。感情エネルギーが戻ってきたんですね。
そこでまたタッピングが必要になった。
その記憶をもっと先に進めていって、感情の大きな波が何度もきました。
重要なことは、クライアントさんをずっと観察して、ゆっくりゆっくり進めていって、いろいろなアスペクトが出てくるのを、注意してみて進めていくことが必要です。
最初から最後まで物語みたいに話してくださいとだーっと話してもらうのではなくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、違うアスペクトが出てくるので、時間をかけてたどっていくことが大切です。
今回は深いトラウマの話をしましたが、次回は痛みについても話していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。